レースレポート|F1カナダ2024

マックス・フェルスタッペンは変わりやすい天候に見舞われたカナダGPを制した。ランド・ノリスがジョージ・ラッセルを抑えて2位でフィニッシュした。

スタート前に雨が降り始めた。ほとんどのドライバーがインターミディエイトタイヤでレースをスタートした。

スタート後、ラッセルがトップに立ち、フェルスタッペン、ノリス、ピアストリが続く。

ラッセルはリードを築いていたが、路面が乾くにつれて状況が変わり始め、前との差が縮まり始める。

21周目(70周中)にノリスがフェルスタッペンとラッセルをかわしてトップに浮上。その後、ラッセルはフェルスタッペンに抜かれた。

25周目、サージャントが2度目のクラッシュ。

ノリスはセーフティカーが導入されてもピットに入らず、1周遅れで3番手に後退した。

ドライバーたちは徐々にスリックタイヤに履き替えていった。フェルスタッペンとラッセルが同時にピットインし、ノリスは2周長くコースに残ってオーバーカットを試みた。フェルスタッペンのすぐそばまでコースに復帰したが、コース上にとどまるにはかなりの苦労があった。

また、ラッセルに抜かれて得たポジションも失うことになった。しかしその2周後にメルセデス・ドライバーがミスを犯し、ノリスが2位を奪い返した。

53周目にはサインツもスピンを喫し、アレックス・アルボンに追突されてしまう。セーフティカーが再びコースインすることになった。

再スタート後、フェルスタッペンがギャップを広げ始める。セーフティカーの下でピットインしたメルセデス勢はマクラーレン勢を追いかけ始めるが、ピアストリの前に出るのがやっと。

トップはフェルスタッペンで、そのまま今季6勝目を飾った。ノリスとラッセルも表彰台に上がり、メルセデスにとっては今季初の表彰台となった。

フェラーリはモナコGPに続いてノーポイント。

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