レースレポート｜2024年F1イタリアGP

モンツァで開催されたイタリアGPでシャルル・ルクレールが今季2勝目を飾った。フェラーリのルクレールは1回のピットストップ戦略にも助けられた。2位と3位にはマクラーレンが入った。

土曜日の決勝はマクラーレン勢が優勢で、ランド・ノリスがポールポジションを獲得、オスカー・ピストリが2番手タイムを記録した。

日曜日、ランド・ノリスはクイックスタートを決め、チームメイトのオスカー・ピアストリは防衛ではなく、トップ争いに挑むためにコースを横切った。そのためジョージ・ラッセルはグラベルにタイヤを取られ、エスケープ・ロードを使うことになった。

ピアストリはその後、デッラ・ロッジアのシケインでノリスをオーバーテイクしてトップに浮上。その後、ノリスはさらにひとつポジションを落とし、シャルル・ルクレールに先行された。

マックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンが十分なスペースを空けてくれなかったことに不満を示し、過去に「それでペナルティを受けた」と語った。序盤は5番手と6番手を走行し、ともにラッセルの前を走っていた。

10周目にはピアストリがルクレールにコンマ7秒差をつけてトップに立ち、3番手にノリス、以下サインツ、ハミルトン、フェルスタッペンと続く。ペレスがラッセルをパスし、アレックス・アルボン、フェルナンド・アロンソとともに最終ポイント圏内に入った。

マクラーレンはルクレールのアンダーカットを狙うため、ノリスを早めにボックスへ。ピアストリは 「プランA 」を選択し、もう少し長くコースにとどまったが、その後のピットストップでノリスの前に出た。

一方、ハースはピエール・ガスリーにクラッシュしたケビン・マグヌッセンに10秒加算のペナルティ。

チャンピオンシップリーダーのマックス・フェルスタッペンは、レース中ずっとマシンに苦しみ、それは主に無線でのエンジニアとのコミュニケーションに顕著に表れていた。RB20はグリップがなく、週末を通してアンダーステアに悩まされていた。

終盤、マクラーレンの両ドライバーはフレッシュなタイヤのおかげでカルロス・サインツをオーバーテイクすることに成功したが、シャルル・レルクレール（フェラーリ）には及ばなかった。2位にはピアストリが入り、ノリス、サインツが続いた。

メルセデスはルイス・ハミルトンが5位、レッドブルはフェルスタッペンが6位、ジョージ・ラッセルとセルジオ・ペレスが続いた。ウィリアムズのアレックス・アルボンは9位でフィニッシュし、2ポイントを獲得した。